2019年7月、パリ・オペラ座バレエ団のダンサーがエールフランス機内においてサプライズでバレエを披露し、搭乗していたお客さんを楽しませました。
これは、パリ・オペラ座とエールフランスとの提携の一環として行われたものです。
今回は、パリ・オペラ座バレエ団が空の上で披露したバレエと振付を担当したイヴォン・ドモル(パリ・オペラ座バレエ団ダンサー兼振付家)さんについてお知らせします。
パリ・オペラ座バレエ団ダンサーによる空の上でのバレエ
パリ・オペラ座バレエ団ダンサー エールフランス機内でサプライズ・パフォーマンス
フランスの航空会社エールフランスはパリ・オペラ座との提携の一環として、2019年7月6日(土)、上海発パリ・シャルル・ド・ゴール空港行のAF117便の機内でサプライズ・パフォーマンスを行いました。
フライトでは、10名のパリ・オペラ座バレエ団ダンサーが通路でバレエを披露し、搭乗したお客さんを楽しませました。
機上で披露されたバレエは、パリ・オペラ座バレエ団の振付家でダンサーのイヴォン・ドモル(Yvon Demol)が、ヴィヴァルディの『四季』とチャイコフスキーの『白鳥の湖』に振り付けた作品です。
メイキング映像では、機内でのバレエ・パフォーマンスについて振付家やダンサーから、作品への思いやエピソードなどが聞けます。
機内の通路は本当に狭く、客席は思った以上に高いため、動きが制限されます。
客席にはお客さんが座っている状況で踊るため、お客さんをぶったり、肘で小突いたりしないように(笑)注意しなければならなかったそうです。
話を聞くだけでは、「踊る場所が飛行機の中」という特殊な場所であることを除けば、パリ・オペラ座バレエ団のダンサーであれば大したことではないのでは…と思っていました。
しかし、映像を見ると予想以上に踊る場所が制限され、しかも、空を飛んでいる状況であれば揺れることもあるでしょうから、踊る状況としては最悪です!
そんな状況でも最高のパフォーマンスを披露したパリ・オペラ座バレエ団ダンサーの底力をあらためて思い知らされた気がします。
こんな素敵なサプライズ・パフォーマンスを至近距離で見ることのできたお客さんたちはとてもラッキーでしたね!
「日本発のフライトでも実施して欲しい!」と思った人は少なくないはずです!(´▽`)
エールフランスは期間限定でメイキング映像を公開しています。
The making of a ballet in the sky
(YouTube / Air France 公式チャンネル)
振付
イヴォン・ドモル/Yvon Demol(コリフェ)
1997 パリ・オペラ座バレエスクール入学
2007 パリ・オペラ座バレエ団にコールド・バレエとして入団
2009 コリフェ
生徒の時から振付家になってバレエを作りたいと思っていたというイヴォン・ドモルさんは、5歳から踊り初めたそうです。
2019年9~10月に札幌、多賀城(宮城)、岐阜で上演される「アニエス・ルテステュ~変貌する美」ではイヴォン・ドモルさんの振付作品をヴァンサン・シャイエ/Vincent Chailletさん(パリ・オペラ座バレエ団 プルミエ・ダンスール)が踊る予定です。
イヴォン・ドモルさんの振付作品が気になった方にもオススメの公演です。
出演ダンサー
Eugénie Drion(カドリーユ)
サラ=コラ・ダヤノヴァ/Sarah Kora Dayanova(スジェ)
セリア・ドゥロイ/Célia Drouy(カドリーユ)
ジェニファー・ヴィソッチ/Jennifer Visocchi(コリフェ)
エミリー・ハズブーン/Emilie Hasboun(コリフェ)
Laure-Adélaïde Boucaud(コリフェ)
ナイス・デュボスク/Naïs Duboscq(コリフェ)
アンブル・シアルコッソ/Ambre Chiarcosso(カドリーユ)
マリーヌ・ガニオ/Marine Ganio(スジェ)
Lucie Devignes(カドリーユ)
一部ダンサーのカタカナ表記が不明です。