イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)は、クリストファー・ウィールドン版『シンデレラ』を日本時間、2020年7月9日(木) 03:00 から期間限定で無料配信します。
オランダ国立バレエで初演されたウィールドン版『シンデレラ』を円形の舞台で上演できるようにアレンジし、130名を超えるダンサーが出演する壮大なスケールのステージとなりました!
イングリッシュ・ナショナル・バレエ
クリストファー・ウィールドン版『シンデレラ イン・ザ・ラウンド』
クリストファー・ウィールドン版『シンデレラ』は、2012年にオランダ国立バレエにより初演されました。
イングリッシュ・ナショナル・バレエでは、2018-19 シーズンを締めくくる作品として2019年に上演されました。
ロイヤル・アルバート・ホールの円形舞台で上演できるように新たな演出を行い、130名を超えるダンサーが出演する大規模なプロダクション『シンデレラ イン・ザ・ラウンド』(Cinderella in-the-round)として新たな魅力が加わりました。
予告編でも確認できるように、ロイヤル・アルバート・ホールの楕円形のステージで繰り広げられる舞踏会のシーンは圧巻です。
ウィールドン版『シンデレラ』は、シャルル・ペローではなくグリム兄弟のおとぎ話に近い演出をしており、カボチャの馬車や仙女は登場しません。
シンデレラ、継母、義理の姉など、それぞれの登場人物を巧みに描き、バレエでは伝統的に男性が演じる二人の醜い義理の姉に対しても異なるアプローチで望み、見た目よりも精神的な醜さを演出しています。
王子は、舞踏会で美しく着飾ったシンデレラと出会って一目惚れするのではなく、舞踏会の前に王子が物乞いに変装してシンデレラの家を訪問した際に見せたシンデレラの本当の優しさや寛大さに惹かれます。
単なるハンサムな存在として王子を描くのではなく、友人のベンジャミンとじゃれ合う幼少期からの成長過程を見せることにより、物語に奥行きを持たせています。
クリストファー・ウィールドンらしく細部までこだわり抜いた演出が非常に印象的で、色鮮やかな舞台美術・衣装とともに上質で完成度の高いエンターテインメント作品となっています。
ぜひ、お見逃しなく!
関連動画
イングリッシュ・ナショナル・バレエ『シンデレラ イン・ザ・ラウンド』の予告編。
楕円形の舞台をほぼ客席が取り囲んでいる様子が見えます。
エマ・ハウスとカーチャ・ハニュコワ演じる義理の姉。
アリーナ・コジョカルとイサック・ エルナンデスの舞踏会のパ・ド・ドゥ。
イングリッシュ・ナショナル・バレエ
クリストファー・ウィールドン版『シンデレラ』配信概要
【視聴はこちら】
7月9日(木) 03:00(日本時間)プレミア公開【48時間限定公開】
配信概要
■演目:
イングリッシュ・ナショナル・バレエ『シンデレラ』
English National Ballet Cinderella in-the-round
・上演時間:1時間50分
・収録:2019年6月/ロイヤル・アルバート・ホール(英国)
■配信期間:48時間限定
【英国時間】2020年7月8日(水) 19:00〜7月10日(金)
【日本時間】2020年7月9日(木) 03:00〜7月11日(土)
■配信サイト:
【公式facebook】https://www.facebook.com/EnglishNationalBallet/
【YouTube公式チャンネル】上掲
キャスト
シンデレラ:アリーナ・コジョカル(Alina Cojocaru)
ギヨーム王子:イサック・ エルナンデス(Isaac Hernández)
ホーテンシア(継母):タマラ・ロホ(Tamara Rojo CBE)
ベンジャミン(王子の友人):ジェフリー・シリオ(Jeffrey Cirio)
エドウィナ(義姉):エマ・ハウス(Emma Hawes)
クレメンティーン(義姉):カーチャ・ハニュコワ(Katja Khaniukova)
日本人ダンサーは、春の精役で加瀬 栞さんと鈴木絵美里さんが、夏の精役で仲秋連太郎さんが、秋の精役で猿橋 賢さんが、冬の精役でウィリアム・山田さんが出演しています。
クリエイティブ・チーム
振付:クリストファー・ウィールドン(Christopher Wheeldon)
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ(Sergei Prokofiev)
台本:クレイグ・ルーカス(Craig Lucas)
舞台美術:ジュリアン・クローチ(Julian Crouch)
照明:ナターシャ・カッツ(Natasha Katz)
パペット・デザイン:バジル・ツイスト(Basil Twist)
プロジェクション・デザイン:ダニエル・ブロディ(Daniel Brodie)
【参考】関連 DVD•Blu-ray
残念ながら、イングリッシュ・ナショナル・バレエによるクリストファー・ウィールドン版『シンデレラ』の映像はありませんが、2012年にオランダ国立バレエが上演した舞台が映像化され、発売されています。
このDVD•Blu-rayは英国ロイヤル・バレエ『不思議の国のアリス』とセットとなっています。
■英国ロイヤル・バレエ『不思議の国のアリス』(2011年収録)
アリス:ローレン・カスバートソン
ジャック/ハートのジャック:セルゲイ・ポルーニン
ルイス・キャロル/白うさぎ:エドワード・ワトソン
アリスの母親/ハートの女王:ゼナイダ・ヤノウスキー
■オランダ国立バレエ『シンデレラ』(2012年収録)
シンデレラ:アンナ・ツィガンコーワ
ギヨーム王子:マシュー・ゴールディング
継母:ラリッサ・レジュニナ
義姉:ミーガン・Z.グレイ、ナディア・ヤノウスキー
次回配信
イングリッシュ・ナショナル・バレエの次回配信は、クリストファー・ウィールドン版『シンデレラ』にインスピレーションを得て制作された画期的なダンス映画プロジェクト『シンデレラ・ゲーム』です。
日本時間2020年7月15日(水) 03:00 〜期間限定で無料配信されます。