【人事】英国ロイヤル・バレエ 2018/19 season ダンサーの昇格についておさらい

英国ロイヤル・バレエは2018年7月、2018/19シーズンに向けたダンサーの昇格人事を発表しています。

マシュー・ボールさんがプリンシパルに昇格し、金子扶生さんはファースト・ソリストに昇格しました。

また、シチズンの薄型腕時計「Eco-Drive One」のテレビCMにも出演した前田紗江さんが研修生からアーティストに昇格しています。

今さらかもしれませんが、シーズン開幕に向けて英国ロイヤル・バレエ 2018/19 season ダンサーの昇格についておさらいしてみたいと思います。

英国ロイヤル・バレエ 2018/19 seasonに向けての昇格人事

英国ロイヤル・バレエのケビン・オヘア芸術監督は、2018年7月13日に2018/19シーズンに向けたダンサーの昇格人事を発表しています。

昇格者は次の通りです。

【プリンシパル】(英国ロイヤル・バレエの最高位)

マシュー・ボール(Matthew Ball)

【ファースト・ソリスト】

ウィリアム・ブレイス ウェル(William Bracewell)

ティアニー・ヒープ(Tierney Heap)

金子扶生(かねこ・ふみ/Fumi Kaneko)

マヤラ・マグリ(Mayara Magri)

【ソリスト】

カルヴァン・リチャードソン(Calvin Richardson)

【ファースト・アーティスト】

テオ・ディブロー(Téo Dubreuil)

ジョセフ・シセンズ (Joseph Sissens)

【アーティスト】

スタニスラフ・ヴェグジン(Stanisław Węgrzyn)

第45回ローザンヌ国際バレエコンクールでプロ研修賞(Apprentice Scholarships)を受賞し、英国ロイヤル・バレエで研修していたポーランド出身のスタニスラフ・ヴェグジンさんはアーティストになります。

【Aud Jebsen Young Dancersからの昇格者】

「Aud Jebsen Young Dancers」とは、バレエ・スクールを卒業したばかりのダンサーに対し、指導を受けながら一年間ロイヤル・バレエに入団しコールド・バレエと一緒にダンサーとして活動するプログラムのことで、一般的には研修生と訳されているようです。

2017/18シーズンからAud Jebsen Young Dancersとして活動してきた5名が、2018/19シーズンからアーティストに昇格します。

前田紗江(まえだ・さえ/Sae Maeda)

Nadia Mullova-Barley

Joonhyuk Jun

Joshua Junker

Aiden O’Brien

昇格者たちのトピックス

2018/19 seasonからの昇格たちについてトピックスを少しまとめてみたいと思います。

まず、カンパニーの最高位であるプリンシパルに昇格したマシュー・ボールさんですが、先ごろ(8月から9月にかけて)来日し、『ロイヤル・バレエの夕べ』にも出演されました。

ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

英国ロイヤル・バレエにおけるプリンシパルとしての最初の主役は、2018年11月に上演される『ラ・バヤデール』のソロル役です。

『ラ・バヤデール』は、「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2018/19」で上演されることが決まっています。

残念ながらと言ったら語弊がありますが、シネマシーズンの主役はワディム・ムンタギロフさんです。

同じく11月上演される、第一次世界大戦終戦百周年を記念する Alastair Marriott の新作『The Unknown Soldier』への出演も決まっています。

12月には、マシュー・ボーン率いるニュー・ アドヴェンチャーズに客演し、『白鳥の湖』でThe Swanを演じることが決まっています。

下の動画は、マシュー・ボーンさんがヤスミン・ナグディさんと『眠れる森の美女』をリハーサルしているところです。

Yasmine Naghdi and Matthew Ball rehearse The Sleeping Beauty (The Royal Ballet)

Yasmine Naghdi and Matthew Ball rehearse The Sleeping Beauty (The Royal Ballet)

(YouTube / Royal Opera House 公式チャンネル)

日本人ダンサーでは、金子扶生さんと前田紗江さんの二人が昇格しました。

金子扶生さんは、8月末に終了した「英国ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズン2017/18」では『白鳥の湖』で、第1幕のワルツとポロネーズに出演されていました。

2018/19シーズンにおける配役は未定ですが、ファースト・ソリストに昇格し、出番も増えることでしょう。

ファースト・ソリストということは主役での出演もありますね!

2018年12月に上演される『くるみ割り人形』では、金平糖の精(SUGAR PLUM FAIRY)として出演されることが決定しています!!!(´▽`)

下の動画では、金子扶生さんとジェームズ・ヘイさんが『くるみ割り人形』の「兵士とViviandièreの踊り」のリハーサルをしています。

The Nutcracker’s Soldier and Vivandière dance in rehearsal (The Royal Ballet)

The Nutcracker's Soldier and Vivandière dance in rehearsal (The Royal Ballet)

(YouTube / Royal Opera House 公式チャンネル)

前田紗江さんは2017年末にシチズンの薄型腕時計「Eco-Drive One」のテレビCMに出演し注目されていましたので、彼女の動向が気になっているファンの方も多かったと思います。

前田さんは研修生から正団員となり、出演機会が増えることを期待できますね。

直近では、2019年1月から2月にかけて上演されるリアム・スカーレットの『Asphodel Meadows』に出演することが決まっています。

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最後に、2018年7月に新国立劇場の「バレエ・アステラス 2018」にも出演されたマヤラ・マグリさんです。

マグリさんは、「バレエ・アステラス 2018」では、ロイヤルの同僚アクリ瑠嘉さんとペアを組んで『ロミオとジュリエット』と演じられました。

はじめて彼女の踊る姿を生の舞台で鑑賞した訳ですが、幕が開きバルコニーに佇んでいるマグリさんの姿を一目見ただけで注目を一気に集める存在感に衝撃を受けました。

それ以来、彼女の動向に注目していたところ、ファースト・ソリストに昇格したことを知りました。

やはりただのダンサーではなかったんだと再認識し、自分の鑑賞眼が鍛えられてきたことを実感しました。

11月に上演される『ラ・バヤデール』では、ガムザッティにキャスティングされています。

マグリさんの今後の活躍からも目が離せません。

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映画館での映像であるにせよ、日本に居ながらにしてロイヤルの最新作を鑑賞することができる時代になりました。

このような時代になり、あまり関心のなかったロイヤル・バレエのダンサー人事にも無関心ではいられなくなりましたね。

(来年の昇格人事の記事はタイムリーに提供できるよう努力いたします)<m(__)m>

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