【公演情報】日本バレエ協会『白鳥の湖』(2019年2月9日・10日)リハーサル動画公開!

2019年2月9日(土)・10日(日)に東京文化会館にて上演される日本バレエ協会『白鳥の湖』(2019都民芸術フェスティバル参加公演)のリハーサル動画と関係者のインタビューが公開されました。

上演も近づきリハーサルの緊張感が伝わってきます。

リハーサル風景に加え、演出・振付家、出演ダンサーなどのインタビューなどもあり、鑑賞に向けて参考になる情報が満載です!

リハーサル・インタビュー動画

動画ではリハーサル風景のほかに関係者として、日本バレエ協会業務執行理事本多実男さん、演出・構成・振付篠原聖一さんのインタビュー映像も収められています。

また、ダンサーでは主要な役であるオデット/オディール役を演じる佐々部佳代さんとロットバルト役を演じる高岸直樹さんのリハーサルとインタビュー映像を見ることができます。

今回の公演は誰もが知っているポピュラーな『白鳥の湖』を上演しますが、過去の公演では珍しい作品の上演が続いていたそうです。
日本バレエ協会業務執行理事の本多実男さんは、今回、誰もが知っている「白鳥の湖」を演目に選んだ理由などをご説明されています。

演出・構成・振付の篠原聖一さんは、今回の再振付・演出で心掛けていることをご説明されています。
新しい『白鳥の湖」はどのような作品になるのか、楽しみですね。

2月10日(日)マチネ(13:30開演)公演でオデット/オディールを演じる佐々部佳代さんは、『白鳥の湖』という演目の魅力や久しぶりに東京文化会館で踊る思いなどについて語っています。
リハーサル動画では手の指先まで柔らかくしなやかなアームスの動きの美しさが印象的です!

同じく、2月10日(日)マチネ(13:30開演)公演でロットバルト役を演じる高岸直樹さんは、「野性的なロットバルトは元々自分に近いキャラクター」であると、一般的に思われているご自身のノーブルなキャラクターとの違いについて述べられています。
187cmの長身が演じるロットバルトは、ご自身の素のキャラクターとあいまって野性味あふれる存在になりそうですね。

日本バレエ協会『白鳥の湖』全幕 稽古場訪問&インタビュー

日本バレエ協会『白鳥の湖』全幕 稽古場訪問&インタビュー

(YouTube / 都民芸術フェスティバル 公式チャンネル)

動画では編集されているインタビュー内容などが「都民芸術フェスティバル」のサイトに掲載されています。興味のある方はぜひ御覧ください。

>>> 日本バレエ協会『白鳥の湖』全幕 稽古場訪問&インタビュー

インタビューで分かった演出上の特徴

『白鳥の湖』という作品はとても有名なバレエ作品であり、多くの改訂振付版が存在します。
演出・構成・振付を担当する篠原聖一さんのインタビューが公開されたことにより、日本バレエ協会『白鳥の湖』の特徴が少し分かってきました。
『白鳥の湖』の演出でもっとも特徴が分かれるのはエンディングが悲劇なのか、ハッピーエンドなのかということではないかと思いますが、どちらになるのかは「乞うご期待」ということで観てのお楽しみです!
エンディングについては明らかにされていませんが、「ストーリーの流れや人の心の動きなどがよくわかる演出」をされているということですので、『白鳥の湖』を初めて鑑賞する方にも見やすい舞台になりそうです。

もう一つ大きな特徴は「ロットバルトを少しクローズアップして演出」していることです。
2月10日(日)マチネ(13:30開演)公演でロットバルト役を演じる高岸直樹さんが「ロットバルトが結構踊るんですよ」と述べていることからも他の『白鳥の湖』との違いが伺い知れます。

篠原聖一さんの演出・構成・振付による新しい解釈の『白鳥の湖』は、このような点に注目して鑑賞すると作品の理解に役立ちそうです。

日本バレエ協会『白鳥の湖』(2019都民芸術フェスティバル参加公演)について

最後に、この公演をご存じない方のために、日本バレエ協会『白鳥の湖』について簡単にご紹介します。

「公益社団法人日本バレエ協会『白鳥の湖』」は「2019都民芸術フェスティバル参加公演」として上演されます。

都民芸術フェスティバルは、都民が舞台芸術や芸能を身近に感じるための文化事業で、優れた公演に対し、助成金や負担金を交付することで、公演内容の充実を図るとともに、入場料金を低廉に維持しています。

日本バレエ協会『白鳥の湖』は、さまざまバレエ団に所属するダンサーが出演し、普段は見ることができない魅力的な組み合わせのキャスティングが実現しています。

主役であるオデット/オディールとジークフリード王子を務めるのは、佐久間奈緒・厚地康雄、佐々部佳代・井澤 駿、木村優里・秋元康臣という日本バレエ協会だからこそ実現できた豪華なキャスティングです。

公演概要
【日程】2019年2月9日(土)・10日(日)
【会場】東京文化会館(東京・上野)
【キャスト】
■2月9日(土)(18:00開演)
オデット/オディール:佐久間奈緒(元バーミンガム・ロイヤル・バレエ プリンシパル)
ジークフリード王子:厚地康雄(バーミンガム・ロイヤル・バレエ プリンシパル)
■2月10日(日)マチネ(13:30開演)
オデット/オディール:佐々部佳代(松岡伶子バレエ団/元K-BALLET COMPANY)
ジークフリード王子:井澤 駿(新国立劇場バレエ団 プリンシパル)
■2月10日(日)ソワレ(18:00開演)
オデット/オディール:木村優里(新国立劇場バレエ団 ソリスト)
ジークフリード王子:秋元康臣(東京バレエ団 プリンシパル)

関連記事でも「公益社団法人日本バレエ協会『白鳥の湖』」についてご紹介しています。
ぜひ御覧ください。

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