世界最高峰のバレエ団、アーティストによる第32回〈バレエの祭典〉(公益財団法人日本舞台芸術振興会)のシーズンラインナップ(2022-2023)が決まり、英国ロイヤル・バレエ団、東京バレエ団、モンテカルロ・バレエ団、ハンブルク・バレエ団により6演目が上演されることが発表されました。
英国ロイヤル・バレエ団は2019年6月以来となる3年ぶりの日本公演で、モナコ公国モンテカルロ・バレエ団とハンブルク・バレエ団は、新型コロナウイルス感染症による影響から日本公演が中止となっていました。
なお、公演チケットを発売前に確保でき、様々な特典を受けることができるプレミアム・シリーズ会員券は、2021年11月12日(金)から申込受付が開始されます。
第32回〈バレエの祭典〉
シーズンラインナップ(2022-2023)
英国ロイヤル・バレエ団(2022年6月下旬〜7月上旬)「ジゼル」、「マノン」
東京バレエ団(2022年10月中旬)「眠れる森の美女」(新制作)
モンテカルロ・バレエ団(2022年11月中旬)「じゃじゃ馬馴らし」
ハンブルク・バレエ団(2023年3月上旬)演目未定(2演目)
【日程変更】英国ロイヤル・バレエ団
【日程変更】(2022年2月10日発表)
英国ロイヤル・バレエ日本公演は、コロナ禍による入国規制や隔離期間がどうなるか見通せない状況で、フル・カンパニーによる公演を実現するのは難しいという結論に至り、日本ツアーは2023年の6~7月に延期されることになりました。
また、2022年7月13日~18日には、英国ロイヤル・バレエのプリンシパル・ダンサーを中心としたガラ公演が開催されることになりました。
>>> 英国ロイヤル・バレエ団2022年日本公演延期とガラ公演実施のお知らせ
■日程:2022年6月下旬〜7月上旬 → 2023年6月~7月に変更
『ジゼル』
振付:マリウス・プティパ(ジャン・コラーリ、ジュール・ペローによる)
演出・追加振付:ピーター・ライト
音楽:アドルフ・アダン
編曲:ジョゼフ・ホロヴィッツ
英国ロイヤル・バレエは2021年11〜12月に本拠地ロイヤル・オペラ・ハウスで『ジゼル』を上演予定であり、主演予定のヤスミン・ナグディとマシュー・ボールらによるリハーサル映像が公開されました。
『マノン』
演出・振付:ケネス・マクミラン
音楽:ジュール・マネス
サラ・ラムとワディム・ムンタギロフによる第3幕からパ・ド・ドゥの映像です。
【関連記事】英国ロイヤル・バレエ 2021/22 シーズンのラインナップを紹介
東京バレエ団
■日程:2022年10月中旬
『眠れる森の美女』(新制作)
東京バレエ団は斎藤友佳理さんが芸術監督に就任以来、既に『白鳥の湖』『くるみ割り人形』を新制作していますが、2022年には『眠れる森の美女』を新制作します。
これにより、チャイコフスキー三大バレエの新制作が完成します。
モンテカルロ・バレエ団
■日程:2022年11月中旬
『じゃじゃ馬馴らし』
振付:ジャン=クリストフ・マイヨー
音楽:ドミートリー・ショスタコーヴィチ
バレエ『じゃじゃ馬ならし』は、ウィリアム・シェイクスピアによる喜劇を元にした作品で、勝ち気でじゃじゃ馬の姉カタリーナとおしとやかで求婚者が絶えない妹ビアンカの姉妹が登場して騒動を繰り広げ、カタリーナの前に現れたペトルーチオという求婚者が彼女をいかに手なずけ飼いならすのかという騒動がコミカルに描かれています。
2014年にボリショイ・バレエが初演された作品で、当時のボリショイ・バレエの芸術監督であったセルゲイ・フィーリンがマイヨーに委嘱し、ドミートリ・ショスタコーヴィチの音楽が用いられ、衣装はマイヨーの息子であるオーギュスタン・マイヨーが手がけています。
ハンブルク・バレエ団
■日程:2023年3月上旬
■演目:2演目・未定
第32回〈バレエの祭典〉プレミアム・シーズン会員券
■対象公演:2022年6月~2023年3月《全4公演6演目》
■会員種別:
バレエ・ロイヤル・シート特別会員(以下BRS会員):全6演目をS席で鑑賞
S会員:全6演目をS席で鑑賞
A会員:全6演目をA席で鑑賞
B会員:全6演目をB席で鑑賞
■会費:
BRS会員:430,000円/1口
S会員:130,000円/1口
A会員:114,000円/1口
B会員:98,000円/1口
■特典:
一般発売前に席が確保され、プログラム無料進呈、舞台稽古招待、クラス・レッスン見学会招待などの一般の方は体験することができない特別なイベントなどが用意されています。
(受けられる特典は会員種別により異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください)
■申込受付:2021年11月12日(金)より
■公式サイト:https://www.nbs.or.jp/saiten/