2023年6月18日(日)午後11時20分からNHKのBSPとBS4Kで放送される「プレミアムシアター」では、高田 茜さんと平野亮一さんの日本人プリンシパルペアが主演して話題となった英国ロイヤル・バレエ『ロメオとジュリエット』、平野亮一さんが怪物(The Creature)役を熱演したリアム・スカーレット振付による英国ロイヤル・バレエ『フランケンシュタイン』、往年のハリウッドスター、ジーン・ケリーがパリ・オペラ座に振り付けた作品をリバイバルさせたスコティッシュ・バレエ 『スターストラック ~ジーン・ケリー バレエへのラブレター~』が登場します。
プレミアムシアター
2023年6月18日(日)の放送内容
BSPとBS4Kとでは放送内容が異なります。
BSP |
---|
■日程:2023年6月18日(日)午後11時20分~ ■内容: ◇英国ロイヤル・バレエ『ロメオとジュリエット』 ◇英国ロイヤル・バレエ『フランケンシュタイン』 ■公式サイト:〈BSP〉8月18日の放送内容 |
BS4K |
---|
■日程:2023年6月18日(日)午後11時20分~ ■内容: ◇英国ロイヤル・バレエ『ロメオとジュリエット』 ◇スコティッシュ・バレエ 『スターストラック ~ジーン・ケリー バレエへのラブレター~』 ■公式サイト:〈BS4K〉6月18日の放送内容 |
英国ロイヤル・バレエ
『ロメオとジュリエット』
【BSP】【BS4K】
ケネス・マクミラン振付『ロメオとジュリエット』は、マーゴ・フォンテインとルドルフ・ヌレエフの主演により、1965年にコヴェント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウスにて初演され、英国ロイヤル・バレエを代表する作品となっています。
今回、プレミアムシアターで放送される英国ロイヤル・バレエ『ロメオとジュリエット』は、高田 茜さんと平野亮一さんの日本人プリンシパルペアが主演した舞台です。
当初、高田さんとペアを組むことになっていたスティーブン・マックレーが膝を怪我したために、平野さんが代わりに出演することとなり、短い準備期間にも関わらず、見事な演技で高い評価を得ました。
『ロメオとジュリエット』といえば主役に注目が集まりますが、多くの登場人物がそれぞれの役を細かく演じているので、そういった演技に注目してみるのもこの作品の魅力です。
日本人ダンサーでは、ジュリエットの友人役として佐々木万璃子さん、桂 千里さん、前田紗江さんも出演していますので、ぜひ注目してください。
また、2023年6月から7月には英国ロイヤル・バレエの日本公演が予定されており、7月2日(日)には高田 茜さんと平野亮一さんが主演する『ロミオとジュリエット』が上演されます。
【関連記事】英国ロイヤル・バレエ 2023年日本公演が6〜7月に東京、大阪、姫路で開催!〈ロイヤル・セレブレーション〉『ロミオとジュリエット』を上演《東京公演5月30日チケット二次発売決定!》
【関連動画】Romeo and Juliet – Juliet and Paris Act I pas de deux 4K (MacMillan; Takada, Mock; The Royal Ballet)(YouTube「Royal Opera House」チャンネル)
『ロメオとジュリエット』第1幕からジュリエット役の高田 茜さんとパリス役のトーマス・モックによるパ・ド・ドゥの映像です。
英国ロイヤル・バレエ 『ロメオとジュリエット』 |
---|
■振付:ケネス・マクミラン ■音楽:プロコフィエフ ■出演: ジュリエット:高田 茜 ロメオ:平野亮一 マキューシオ:ジェームズ・ヘイ ティボルト:ベネット・ガートサイド ベンヴォーリオ:トリスタン・ダイヤー パリス:トーマス・モック ほか 英国ロイヤル・バレエ ■管弦楽:英国ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団 ■指揮:コーエン・ケッセルス ■収録:2019年4月13・27日 英国ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン) |
英国ロイヤル・バレエ
『フランケンシュタイン』
【BSP】
バレエ『フランケンシュタイン』は、当時、英国ロイヤル・バレエのアーティスト・イン・レジデンスを務めていたリアム・スカーレットが、イギリスの小説家 メアリー・シェリーの小説を基に、英国ロイヤル・バレエのために振り付けた初めての全幕バレエです。
音楽は米国人作曲家のローウェル・リーバーマンが手がけ、美術はスカーレット版『白鳥の湖』でもタッグを組み高い評価を得ているジョン・マクファーレンが手がけて1700年代の豪華な邸宅や不気味さを感じさせる解剖学教室などを再現しています。
『フランケンシュタイン』はホラー映画等としてよく知られていますが、メアリー・シェリー原作の小説は人間の倫理観や愛、交流、理解、受容などへの渇望を描いており、スカーレットは作者の意図を尊重した演出を行ない、ヴィクター・フランケンシュタインが感じる悲しみと絶望、また怪物(The Creature)が自分に命を授けたヴィクターに受け入れてもらいたいと渇望する気持ちをドラマティックに表現しています。
なお、怪物(The Creature)には名前がありません。
メアリー・シェリーの小説を基にした映画等では怪物のことをフランケンシュタインと呼ぶことが多いことから、そのように呼ばれることが一般的になったようですが、原作では主人公ヴィクターの姓(ファミリーネーム)がフランケンシュタインです。
【関連動画】Frankenstein trailer (The Royal Ballet)(YouTube「Royal Opera House」チャンネル)
『フランケンシュタイン』の予告編映像です。
【関連動画】Frankenstein – Act III pas de deux (Sarah Lamb, Ryoichi Hirano; The Royal Ballet)(YouTube「Royal Opera House」チャンネル)
『フランケンシュタイン』第3幕から、ヴィクターの恋人であるエリザベス・ラヴェンツァ役のサラ・ラムと怪物役の平野亮一さんによるパ・ド・ドゥの映像です。
英国ロイヤル・バレエ 『フランケンシュタイン』 |
---|
■振付:リアム・スカーレット ■音楽:ローウェル・リーバーマン ■出演: ヴィクター・フランケンシュタイン:トリスタン・ダイヤー エリザベス・ラヴェンツァ(ヴィクターの恋人):サラ・ラム 怪物:平野亮一 ほか 英国ロイヤル・バレエ、英国ロイヤル・バレエ学校 ■管弦楽:英国ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団 ■指揮:バリー・ワーズワース ■収録:2019年3月15・23日 英国ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン) |
スコティッシュ・バレエ
『スターストラック ~ジーン・ケリー バレエへのラブレター~』
【BS4K】
スコティッシュ・バレエ 『スターストラック ~ジーン・ケリー バレエへのラブレター~』は、『雨に唄えば』などで知られる往年のハリウッドスターであり、ヨーロッパにアメリカン・スタイルをもたらしたといわれるジーン・ケリー(1912〜1996)に捧げる作品です。
ジーン・ケリーが、1960年にパリ・オペラ座バレエのために振り付けて好評を博しながらも、その後、上演される機会に恵まれなかった作品『パ・ド・ドゥ』をケリーの未亡人であるパトリシア・ワード・ケリー、スコティッシュ・バレエ芸術監督のクリストファー・ハンプソン、デザイナーのレズ・ブラザーストンが協力して復活させました。
この『パ・ド・ドゥ』を、とあるバレエ団が上演するという設定で劇中劇化し、バレエ団の振付家やスター・バレリーナ、ピアニストらの人間模様を描くプロローグとエピローグを加えて制作された映像作品です。
【関連動画】Scottish Ballet: Starstruck (film) – Trailer(YouTube「Scottish Ballet」チャンネル)
スコティッシュ・バレエ 『スターストラック ~ジーン・ケリー バレエへのラブレター~』 |
---|
■原振付:ジーン・ケリー(『パ・ド・ドゥ』) ■追加振付:クリストファー・ハンプソン ■音楽: フレデリック・ショパン ジョージ・ガーシュウィン ■出演: スター・バレリーナ/アフロディテ:ソフィー・マーティン 振付家/ゼウス:クリストファー・ハリソン ピアニスト/エロス:ブルーノ・ミッキアルディ 恋する男性/ライフガード:ハビエル・アンドレウ 恋する女性/ポニーテールの少女:ローズアンナ・レーニー ほか スコティッシュ・バレエ ■管弦楽:スコティッシュ・バレエ管弦楽団 ■指揮:ジャン・クロード・ピカール ■収録:2021年10月12~14日 エジンバラ・フェスティバル・シアター(英国) |