新国立劇場バレエ団『眠れる森の美女』5月7日の感想

新国立劇場バレエ団『眠れる森の美女』5月7日(日)を観劇してきました。3連チャンです(*‘∀‘)

本日の主役は、オーロラ姫に池田理沙子さん、デジレ王子に奥村康祐さんのペアです。奥村さんは2014年11月の初演時にもデジレ王子を踊っています。そのときのオーロラ姫は瀬島五月さん(ゲスト・ダンサー / 貞松・浜田バレエ団)でした。池田さんは2016/2017シーズンから入団したので、今回がオーロラ姫デビューの舞台です。
自身のオーロラ姫デビューのみならず、初日、二日目の米沢・ムンタギロフ組に続いての登場ということもあり、緊張はかなりのものではないかと想像しながら劇場へと向かいました。

プロローグの幕が上がり、絢爛豪華な舞台に何度観ても興奮します。初日・二日目のキャストとは少し変わり、6人の妖精も気品の精の寺井七海さんを除いては異なるキャスティングです。これには新国ダンサーの層の厚さを感じます。
リラの精は細田千晶さんで、カラボスは初日・二日目に続いて本島美和さんですが、カラボスは四日目(12日)の公演からは米沢唯さんが踊るので、今回の公演での本島カラボスは本日が見納めです。そのせいではないでしょうが、本日の本島カラボスはいつにも増して迫力のある悪役ぶりで、本島美和ここにあり、とその存在感に圧倒されました。

そして、主役が登場する第1幕です。
元気よく飛び出して来た池田オーロラははつらつとした踊りで、観客の気分を一層盛り上げることに成功しました。
奥村デジレの登場に会場も沸き立ちます。
王子のキスで姫が目覚めた頃、なんと睡魔が私を襲ってくるではありませんか(-_-)zzzものすごい睡魔との闘いに明け暮れた第2幕でありました。(>_<)
第1幕でリラの精が宮殿にいるすべての人々に眠りの魔法をかけましたが、私に魔法が効くまで、少し時間差があったようです…(-_-)zzz
観客にまで魔法をかけてしまうなんて、恐るべき細田千晶さん演じるリラの精!
しかし、夢うつつの世界に迷わせるくらい素晴らしい音楽と踊りだったと表現することもできるのではないでしょうか…(苦しまぎれ)((+_+))

休憩時間はトイレに行ったついでに劇場内を歩いて回り、眠気を吹き飛ばしました。

第3幕では、フロリナ王女の柴山沙帆さん、青い鳥の井澤駿さんのペアが登場すると、小野・福岡組のときと同じく拍手が沸き起こりました。あらためて新国の層の厚さを感じる瞬間でした。
今回、おとぎ話の主人公のなかで印象的だったのは、広瀬碧さんの赤ずきんです。コミカルな芝居じみた演技と小気味良い雑味のない踊りに引き込まれました。
池田オーロラのソロパートでは、柔らかさとメリハリのある踊りでとても気持ち良さそうに音楽に乗っていました。

池田オーロラは終盤に向かうに連れて良くなっていった印象を持ちました。とくに第3幕のソロパートはもしかしたらコンクール等で踊ることも多かったのかもしれませんが、水を得た魚のように本当に楽しそうに踊られているのがとても印象的でした。

本日は、公演自体が素晴らしかったこともありますが、客席が非常に盛り上がっていました。主役ペアはもちろん、本島カラボスに対する拍手と声援も相当なものでした。本当に場をさらっている感じがします。

カラボスといえば、後半に踊る米沢唯さんも、オーロラ姫とは異なるプレッシャーがありながらも正反対のキャラクターを演じる、ある種の楽しみも持ち合わせているのではないでしょうか。米沢さんも演技力がありますから、どのように清楚で無垢なオーロラ姫から毒々しいカラボスへと変貌するのか、その演じ分けが楽しみでもあります。

本日は、新国の層の厚さを再認識し、それぞれの個性を生かした配役の妙も感じました。主役以外にも多くの魅力的なダンサーによって舞台が彩られていく、そんな様子をいつにも増して感じた舞台でした。

明日から4日間は舞台がありませんが、その間もダンサーの皆様は休むことなくリハーサルに励まれることでしょう。その努力に敬意を表し、多くの拍手を贈りたいと思います。心して12日(金)の舞台を楽しみに待ちたいと思います(*’▽’)

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